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【生徒感想】Sakura:KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ 2020

17:31
今年、初めて村田ゼミに参加したけれど、
正直自分が思っていた以上に難しい内容であったし、
まだ自分がしらなければならないことは山ほどあると感じた。

反省点でいえば、本番での解決策のプレゼンテーションは
自分は普段の準備期間分かっていると思っていた内容でも、
発表になると自分の言葉で上手く説明出来なかった。
このことからこの内容を理解仕切っていると思っていたが、
やはり奥の奥の部分、細部までの理解が行き届いていないと、反省した。

また、村田先生のどこの視点で見るのか、
誰目線でこの解決策を言っているのか、
事実、過去の内容から証拠を出して話すのもよかったなと思った。

また村田先生の講義は本当にあっという間で、
もっと話しを聞きたかったし、また授業を受けてみたいと思う。
村田先生の言っていた、人道と技術支援を組み合わせることはとても必要だなと感じた。
たしかに私たちは人道支援(募金や、使い古したものを貧困層の人たちに送る)などは
良く行われている。

しかしそれはよく考えればそれは自己満足でもある意味あるし、
送られる側のニーズを本気で考えていないなと思う。
まだまだ自分は知識不足だし、知らなければいいことがあると思った。
とてもいい経験になりました。
もし来年行うのであれば村田先生のアドバイスや、
講義をもっと増やしてほしいと思うし、
今回チームでの準備にあたってなかなかそろわなかったりとしたので
チームでの準備をもう少し入念にするべきかなと思った。

本当にいい経験になりました、参加してよかったです、ありがとうございました!
-Sakura

【生徒感想】Karin:KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ 2020

17:22
村田ゼミを準備している時、
初めはとても難しくて読んでも理解できなかったものが
どんどんどういう内容なのかわかるようになってきて
どんどん面白くなっていきました。

問題の解決策を考えるのは色々な問題が複雑に絡んでいるので
一筋縄ではいかなかったがグループで話し合ったりリサーチして
案を出していくのは達成感があってとても楽しかった。
当日色々なグループの発表を聞いた後に村田先生からのコメントで、
いかに自分がものを多角的にみえていないのか、
考えが浅いのかを痛感しました。

どの立場から解決案を考えたのか?
本当にファリーナ国は独立したいのか?
など当たり前だと思っていたことがそうではないことに気づくことができました。
物事を多角的に見れるようになりたいと思いました。
-Karin

【生徒感想】Sora:KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ 2020

17:18
 事前学習を行っていたケーススタディーでは
実際に起こった社会問題についてだけでなく、
それを取り巻く社会情勢や利害問題なども考慮しつつ
問題解決進めていかなければならいのでとてもいい経験になった。

 村田先生の講義では発展途上国に於ける人道支援、
開発支援の在り方について改めて考えさせられた。
ほとんどの団体の人道支援はビジネス化してしまっていて、
先進国と一部の慈善団体の自己満足になってしまっているということに衝撃を受け、
この状況を是正するための策はないものかと考えさせられた。
私は世間が人道支援ばかりに重きをおいていることに何の違和感も感じなかったが、
技術支援によって根本からの改善を行わないといえないということには非常に共感した。

人道支援によって物資を送るだけでは途上国の今後の発展は見込めず、
技術支援こそが本当の意味での支援になると思う。
ただ、技術支援を行っている団体は比較的金銭的制約もあり
知名度もかなり低いのでそのような支援がいきわたらず、
その状況を改善しない限りいつまでたっても
先進国の自己満足のためだけの支援になってしまうといいうことを考えさせられた。

 今回大学生との連額係を務めさせていただき、
大学生の観点からも様々な意見を聞くことができたので
自分の価値観が広がったと思う。

 今回のプログラムは昨年度のようにケーススタディーに重点を置かず、
村田先生の講義などをメインにしたプログラムに変更し、
かなり好評だったので良かった。
来年度のチームもこのような方向性で進んでもらいたい
-Sora

【生徒感想】Nicola:KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ 2020

17:11
 私は今年は勉強会のリーダーとして、
村田ゼミの事前学習を先導する役割を担いました。

村田ゼミ当日に、
村田教授からケーススタディーの解決策の視点が定まっていないとのご指摘を受けて、
役目を完璧に果たすことはできなかったと思います。
しかし、原点に戻って最初のミーティングでケーススタディーの進め方や意義などを、
ほとんどの生徒が理解していなかった頃に比べると、
最終的には大学生と討論するための十分なレベルまで生徒を先導できたので、
満足しています。

しかし、これは他の生徒が非常に気概を持ってケースタディーに
取り組んだからだということに留意しなければなりません。
私は要点を整理して彼らに説明したり、文章の意味を伝えることはしましたが、
ほとんど彼らが努力してくれた成果だと思います。

当日のプログラム内容としても、
けいすけさん、きほさん、そらさんが非常に良い選択肢を提示してくださり、
最終的には去年よりも村田教授の魅力を実感できるプログラムが仕上がったと思います。

また、時間通りプログラムを進行することができたのは、
皆さんのご協力なしでは成しえなかったことだと思います。
備品の方も、名札が予定と少し異なった形になりましたが、
お菓子類も含めて充実していました。
今後は今回の村田ゼミを1つのステップとして認識し、
生徒達には彼ら独自の形で未来に向かって羽ばたいていただきたいと思います。

【生徒感想】Kaho:KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ 2020

16:58

今回の村田ゼミは、グループが小さかったり、
なかなか意見がまとまらなかったりすることがあって
正直村田ゼミの日に申し訳なくて行きたくない気持ちがありました。
しかし、実際に行ってみて本当に良い経験をさせていただけたと思います。

はじめにみんなとアイスブレイキングした後、
大学生の方々と話しながらケーススタディーを考える事によって
違う世代の意見や考えを知ることができ良い刺激になりました。

その後の村田先生のお話では、
内戦をやっている側と政府が面では対立しているものの
実は中を覗いてみると都合的にウィンウィンないい関係となっている事を聞いて
正直驚きが隠せませんでした。
今までは政府が正しい事をするという考えに囚われていて、
実際はもっとドロドロとしたものだったという事を知る良い経験となりました。
なぜ内戦が無くならないのか、と
よく疑問におもっていた事も紐解けたように今回の村田ゼミでは理解することができました。
村田先生の貴重なお話を聞くことができて本当に良かったです。

-Kaho

【生徒感想】Satone:KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ 2020

16:55



1月の下旬から村田ゼミに向けて準備を開始する前、紛争問題や資源管理などといった社会問題にしっかりと向き合って解決策を考える機会がありませんでした。ニュースや授業で取り扱われることは多々ありましたが、自分自身「日本は平和だな」「そんな国もあるよね」と思うばかりでした。

私は村田ゼミに参加してから、読解や問題解決能力を養うことができましたが、その中でも一つ気づかされることがありました。当日頂けた村田先生からのアドバイスに関連しているのですが、これらの社会問題を「どの視点から」、「誰の目線から」物事を考えるべきなのかが非常に重要だということです。ファリーナ国や日本政府は天然資源などといった国の利益を求めますが、一方でダンナオ島やモウナ解放戦線の人々は平和を求めています。こうやって一つ一つ求めるものや困っていることが異なることを理解し、解決策に臨むのです。


はじめこそは、日本語を強みに持っていない自分が論文などを読んで議論できるのか、心配でしたが、仲間の助けや、課題内容に関心を持つことで、当日まで行き届くことができました。難しそうだなと躊躇してしまう人(私もそうでした)もいると思いますが、自分と仲間のペースでゆっくり取り組めることと、当日はお菓子が配られ、村田先生の演説があるなど、充実した内容となっていることから、ぜひいろんな人に挑戦してもらいたいです。次回への改善点を強いて言うならば、準備期間を(冬休み終了後の1月上旬など)もう少し伸ばし、グループをはじめから定めて置くことでスムーズに作業が進むと思います。

本当にありがとうございました。

-Satone

【生徒感想】Ai:KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ 2020

16:55
最初は友達に誘われたと言うことを理由に参加した村田塾でしたが、メンバーがとてもよかったということもあり、とても充実した時間でした。

最初は、与えられた資料もあまり理解していなくて、日本語で難しいこともたくさん書いてあって正直読む気が失せましたが、周りの人たちに助けらながらも、最終的には理解できたと思います。 

今ままで問題点とも思っていなかったところに着目してみたり、こんなことで悩んでる人たちもいるんだなと感じました。世界平和なんて、みんなが仲良くしたら叶うものとシンプルに考えてた自分が恥ずかしいです。いろんな問題や課題があってそう簡単にいくものではないんだなと思いました。

村田先生も当日言ってくれたみたいに、私たちは誰の立場で解決策を述べるのかがとても大切なんだなと思いました。私たちは、誰の立場で考えていたのかどうか、その時はわかりませんでした。でも、ただただ、そこで起きていた紛争を止めたいという考えを持っていた高校生の立場だったのです。


そのあとの講義もとても奥深くて、とても良い経験になったと思います。 
これからも、こういう刺激をたくさん受けていきたいです。 

放課後みんなで熱あって、この課題に取り組み時間はとても、楽しかったです。なんやかんや言って、仲良くなれてよかったと思います。 

-Ai

【まとめ記事】レポート:KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ 2020

16:30
4年目になりました、
関西学院大学 総合政策学部 村田俊一ゼミ×千里国際 1日授業を
2月24日(月)千里国際キャンパスにて実施しました。

生徒の感想はこちら Satone,  AiKahoNicola,   SoraKarinSakura


今回のケーススタディはフィリピンでの村田先生の経験をもとにした内容でした。
そのため、事後の村田先生からのレクチャーにも、
先生ご自身の経験、最前線に立った人だから味わう葛藤にどう向き合うかという
グローバルな課題に取り組むということはどういうことか、
現場で、本当に役に立つためには、何を考え、どんな力が求められるのか、
示唆に富むメッセージがちりばめられていたようで、
生徒も食い入るように学び取っている様子でした。

ステークホルダーをどう読み解くか、生徒たちは4つのグループに分かれて事前学習をし、また、一日をどのように使うか大学生と何度も連絡をとり、無事本番を迎えました。
ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で開催も危ぶまれましたが、
なんとかギリギリ開催することができました。


当日の進捗に合わせて、生徒たちはスケジュール変更も臨機応変に行い、
大学生からの温かいサポートもあり、
高校生と大学生とで学びを深めて、親睦を深めることができました。

村田俊一先生、村田ゼミ生のみなさま、厚く御礼を申し上げます。

【ご案内/upcoming】KG Research Fair 2019 (2019/11/15・16)

15:03

レポート:KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ 2019 (教員報告編)

11:20
総合政策学部教授の村田先生から出された国際開発のケースメソッドの課題に、
11,12年生が約1か月半真摯に取り組み、
事前に3班にわかれて議論をする姿を見ていました。
学校に来て頑張っていた生徒、クラウドを活用して頑張っていた生徒たち、
春休みの様々な状況の中、本当に頑張っていました。

生徒たち主導の学び合いの場、本番はSISの卒業生で現村田ゼミ生も参加しており、
大変楽しく、かつ真剣にディスカッションをしていました。
私は終始写真撮影に徹していましたので、写真でも当日の生徒の頑張りをぜひ確認していただけたらと思います。


午後には大学生と議論をした後の各グループの発表、村田先生からのフィードバック、
他の先生方からのコメントの後にSGHのポスター発表などがありました。
時間を有効に使い、どのように企画するか、生徒たちが考え、実現できた学習会でした。
物事を多面的にみる、幅広い視野を持って今後とも学習・授業に生かしていきたいですね。
素晴らしい機会を提供していただきましてありがとうございます!

社会科 教員 齊藤芙美

【まとめ記事】レポート:KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ 2019 (感想編)

14:28
今年で4回目となる、
関西学院千大学 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ2019 開催しました。

SIS生徒リーダー達からの感想を紹介します。
(名前からそれぞれの感想ページへ)
以下は報告です。

関西学院総合政策学部 村田俊一先生のゼミ”村田ゼミ”所属の学生の皆さんと、
関西学院千里国際高等部(SIS)の新11年・新12年から、我こそは!と志願した生徒との
交流ゼミナールが、今年も実現しました。
今年はなんと、初!の、SIS卒業生の村田ゼミ生が3名も誕生し、
SIS生も先輩と学べる機会ということもあり、
いつもにも増して、ワクワクドキドキしていたのではないかと思います。

千里国際からは11名、村田ゼミからは8名が参加し、総勢19名でした。
SISの教員は5名、社会科の齊藤先生、
校長の井藤先生、教頭で海外青年協力隊OBの田中守先生、
社会科の野島先生、SGHの私(津髙)が参加させていただきました。
他にも見学に来て下さった先生方もいらっしゃいました。


当日のプログラムも生徒と大学生と一緒に決め、
生徒主導で実り多い交流ゼミが実現しました。
村田先生、ゼミ生の皆さん、有難うございました。

実は、約2週間前に、現役村田ゼミ生でSIS卒業生のふたりにSISに来てもらい、
高校生の発表についての練成会を行いました。
卒業生のゼミ生ということもあってか、緊張もほぐれ、
色々な議論が進み、当日までさらに発展させることができたようです。
重ねて、有難うございました。

生徒の皆さんがこの経験を土台に、
それぞれの進路についてさらに挑戦を続けて行ってほしいと思います。

生徒レポート:KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ 2019 (感想編)川和ニコラさん

14:27
勉強会係
リーダー 川和ニコラさん の感想


村田ゼミを通して、実際に起こった問題を学ぶことができてすごく勉強になりました。
1つの視点からだけでなく、様々な視点から誰が損をして得をするのかを考えたり、
資料に書かれていない事を想像して読み解いたりして、
自分の分析能力を少しでも高める事ができたと思います。


そして何より大学生と、高いレベルで討論を行えたのはとても良い経験になりました。





生徒レポート:KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ 2019 (感想編)草薙柚季さん

14:16
勉強会係
リーダー 草薙柚季さん の感想

昨年も千里国際&村田ゼミ合同ゼミ, 夏休みの合宿形式の総合トピックスAに参加し,
村田先生のケースメソッドを通じた学びが楽しくて今年も参加しました。
今回は融資や延滞金の話で社会経験が少ない高校生にとっては
全く馴染みのないトピックで「非譲許的借款」や「頼母子講」など
ケース中に出てくるボキャブラリーがほとんど分からない状態でスタートしました。


春休み中にはグループで何度も集まり, 当日の参加者用のランチをピザにするか
ハンバーグ弁当にするかの議論で思いのほか盛り上がることもありましたが,
それ以外の時間は融資対象国での汚職をなくすにはどうすればいいか,
延滞金が増額するなかで融資をどう継続するか,
差別されてきた原住民族と経済の実権を握る少数民族をどう扱うか,
あらゆる視点からの解決策を考えました。



しかし, 私たちのプレゼンテーションに対して大学生や村田先生をはじめとする
経験豊富な先生方から, 「汚職が蔓延している組織が政府の天下り先であるため,
そもそも組織を立て直すことが困難である」など高校生だけでは考えられなかった
現実的な視点からのフィードバックをいただきました。
先進国の人間からの視点で考えるのではなく,
支援する土地の宗教, 文化的背景, 地政学などを考慮しその土地の人々に寄り添う政策を
提言し, 同時に融資をする国の国際的な立場など,
ミクロとマクロの視点をどちらも考えないといけないということを考えさせられました。


今回の私たちの発表には政策を誰の視点から提示するのかや
各アクターの利害関係の分析などが欠けていたため,
次は今回もらったアドバイスを反映してパワーアップしたいです。

生徒レポート:KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ 2019 (感想編)星悠太さん

14:02
大学生との連絡係・当日のプログラム調整係 
リーダー 星悠太さん の感想

村田ゼミお疲れ様でした。
村田ゼミで学べたことは多くありますがケースの見方が
最もよく学べたことであると感じました。
私はつい国語的見方で文章の中からでしか
問題を解いてはいけないと思い込んでいたところがありましたが
実際はその国の文化的背景、国民性、国の内情など様々な要件も
自分で調べながらマクロな世界を意識しなければならないと思いました。



金融という分野は基礎から振り返らなければならないことがあり、
内容理解からスライドにまとめるまで大変な苦労でした。
それでも得るものは大きく、
村田ゼミを終えた後の私は以前の私より
ワンステップ上の者になっていると思いました。
村田ゼミを通して学べたことを他の課外活動のみならず
SGHや授業で生かせれば良いなと思っています。
お疲れ様でした。


生徒レポート:KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ 2019 (感想編)鈴木千花さん

13:51
大学生との連絡係・当日のプログラム調整係 
リーダー 鈴木千花さん の感想



はじめは政治x経済といったまさに私の不得意分野で
ケースを読んでも読んでもなかなか理解できず、苦戦して、
時には理解できない自分にイライラしたり、自分の知識不足を
痛感しました。そんな中でも高校生同士様々な意見を出し合って、
私自身、少しずつ意見を言えるくらい理解もできて楽しくなって
いきました。




そして迎えた本番で初めは自分達なりに考えた案や解決策の詰めの
甘さを大学生に方達に指摘されて悔しい思いもしましたが、
政治面や文化的背景、そしてもちろん経済面からも学ぶという
色々な視点から物事を理解し判断する重要性と、それができる
大学生の方々に圧倒され、私も大学生になったらこんな風に
成長できるのかと大学生活が楽しみにもなりました。


私は今回、このゼミのリーダーを務めて、もう1人のリーダーの
ゆうたに頼りっぱなしでしたが、2人で楽しくコミュニケーションを
うまく取り合いながらなんとか無事本番も終えられてホッとしました。
リーダーの仕事も通して今回の村田ゼミでは本当にさまざまばことを
学ばさせていただきました。
ありがとうございました!


京都大学ELCAS2018参加レポート

11:35
ELCASの感想

こんにちは。10年4組の堀奈津希です。私はELCASという京都大学が高校1・2年生の為に行っているプログラムの選抜試験を2018年の8月に受け、10月からその次の年の1月まで、それに参加してきました。
https://www.elcas.kyoto-u.ac.jp/

このプログラムでは、理系分野や人文科学分野などの複数の分野にわかれ、その中から興味のあるトピックに沿ってグループ分けされるので、そのグループで3ヶ月間そのトピックについて学習していきます。

私は元々興味のあった化学分野などを希望したのですが、結局第三希望にも入っていなかった「地球環境学3:廃棄物を減らすために」という分野に配属されました。正直全く眼中になかった分野であり、また、環境に関しての知識はほぼ無いに等しかったので、最初は少し不安がありました。

予想通り、参加していた高校生の皆さんはとてもレベルが高く、また、知的好奇心が旺盛で、とても刺激を受けました。それと共に、同じグループにいながらも、何かこの人は次元が違うということを感じさせられた時もありました。


その地球環境学3という分野では、主にその名の通り廃棄物をどうやったら減らせるのだろうかというトピックについて研究したのですが、「こういうことがあるんだなぁ」ということを皆さんにも知っていただきたいので、少しですが紹介させていただきます。


皆さんは廃棄物といえば、家で出る生ゴミなどや食べ終わったお菓子のパッケージなどを思い出すかもしれません。しかし、廃棄物はそれだけではなく、実は、災害で発生する土砂や木くずなども場合によっては災害廃棄物というカテゴリーに入れられるのです。私たちは、今回、この災害廃棄物というものに焦点をあて、実際に津波が起こって発生した廃棄物の土砂と木くずを効率的に分離する方法を研究しました。

ELCASの選抜試験は、数学の問題を解いたり、難しい講義を二つ聞いて要約と感想を書くものなので、受講までのハードルが少し高いとは思いますが、これほど刺激を受けることができる理系向けの高校生用のプログラムはなかなかないと思うので、興味がある方は一度、試験を受けてみてはいかがでしょうか。

生徒レポート:KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ 2018 (報告編)

11:47
生徒レポート:KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ 2018
作成:草薙柚季

今年は、マリネシアという架空の国の川の水質汚染問題に対しての解決策を考えるという課題でした。事前に、関西学院大学総合政策学部の村田俊一先生から送られたケースメソッドをもとに、千里国際チームと大学生チームがそれぞれ解決策を考え、当日(4/7)発表し合いました。その後、大学生と合同の小グループでのディスカッションをしたり、村田先生からもフィードバックをいただきました。



[千里国際チームの発表内容]
私たちは、20年の長期プランを考えました。問題点の一つに、国の水に関するインフラを外資企業が支配しているという点がありました。その企業と契約を切ることができたら、最善だと考えましたが、20年の契約があって、契約を切ることができないという別の問題もありました。その解決策として、マリネシア政府の機関として、新たに「自立府」という外資企業の監視をしたり、国の自立全般に関わる府をつくるということを提案しました。また、現在マリネシアでは環境問題に対して、各省がバラバラで関わっていることが問題と考え、「環境省」をつくるということも提案しました。マリネシアは発展途上で、工場排水が垂れ流しになっていることが水質汚染の原因で、水道管が多くの家庭に整っていないので、汚染された川の水を直接飲むことでコレラになる人も多かったので、川の水質が改善されるまでは、川を利用して、船で水のタンクを家庭に配るということや、国際機関から無償資金援助をしてもらうことも提案しました。

[大学生チームの発表内容]
大学生チームは、短期のプランを考えていました。コレラの発生原因は、排泄物が川にそのまま流されていることでした。排泄物が川に垂れ流しになる理由は、家庭のトイレで下水処理がされないということだったので、町にトイレを建設して、下水処理の仕組みを整えるという提案でした。

[村田先生からのフィードバック]  

「もっと国民の意見を聞かないと」私たちは、政府からの視点での解決策しか考えておらず、実際に一番困っている国民の意見を聞く、ということを見落としていました。ケースメソッドには政府の組織や機関の話がたくさん出てきたので、そっちに注意が向いて、本当に助けを必要としている国民がどんな解決策を待っているのかをあまり考えていませんでした。また、私たちは全体的にポジティブで、政府が協力してくれるだろう、という前提で話を進めていましたが、村田先生からは政府が協力的とは限らない、というような指摘もされました。



[参加者の感想] 別の記事に掲載します。


[最後に]
高校生と大学生が同じ課題に取り組み、そのプレゼンテーションとディスカッションをする機会を与えてくださった、村田先生と津高先生に感謝します。村田先生は、現場で実際にケースメソッドに書かれているようなことをされていたので、具体的なアドバイスやコメントをもらったことによって、自分たちが考えたプランの非現実的な点やより良い案にするためにとても役に立ちました。津高先生・野島先生・間島先生・斎藤先生・田中先生・井藤先生も春学期の最終日など忙しいなか、知識をシェアしてくださったり、批評をありがとうございました。

生徒レポート:KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ 2018 (感想編)

11:45
生徒レポート(続き):KGU総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ


数名の参加生徒の感想をこちらにまとめています。

[参加者の感想]
草薙柚季:去年の参加者も「大変だった」と言っていたり、田中先生からも「はっきり言ってヘビーです」という太字で強調されたメールが来たりしていたけれど、はじめは「そんなことはないだろうからとりあえずやってみよう」という本当に軽い気持ちで始めました。けれど、やってみると本当に「ヘビー」でした。

ケースメソッドを一度読んだ時は、簡単そうだな、と思ったけれど、読めば読むほど、組織や人間の対立やその背後に隠れている問題が実はとても複雑なんだ、と気づいて、頭がこんがらがっていきました。何か重大なことを見落としてそうな気はしつつ、何に気づいていないのかがわからず、結局冬学期中は全くまとまらず、春休みの後半はほとんど毎日集まってミーティングをして、それでもまだピタっとくる案が見つかりませんでした。12人という多いメンバーで、1つの考えにまとめることは、結構難しくて、集中力が切れて、ラジオ体操をしたり、楽しい歌を流したり、甘いものを飲んだり、食べたりしながら、少しダラダラしてしまうこともありました。直前の3日で大きな見落としに気づいたり、前日も当日の朝もバタバタしながら本番を迎えました。田中教頭先生や井藤校長先生、SGH担当の津高先生、社会科の野島先生、斎藤先生などたくさんの先生からも、フィードバックやダメ出しをいただきました。

大学生と全く同じ課題に取り組むということと、大学生と一緒にディスカッションができるということは、とても貴重な機会で、楽しみだった反面、発展途上国の開発問題に実際に現場で取り組んだことのある村田先生の前で発表するのは、「怖いな」とも思っていました。

はじめは、ケースメソッドの内容が本当に理解できなくて、心配だったけれど、「今自分が取り組んでいることと同じようなことが世界のあちこちで起きているんだ」と思うと途中からどんどん「面白い、楽しい」と思ってはまっていきました。実際に、世界の開発に取り組む人は、答えが一つにまとまらない課題に対して、一から自分で調査をして、自分なりの解決策を考えなければならない、ということはとても難しいと思ったけれど、答えが何もない問題に、自分から行動を起こすのは、とても達成感のある仕事なんじゃないか、と感じました。

私たちは、3週間ほどで解決策を考えたけれど、開発の現場に関わる時は、どのぐらいの時間で解決策を提示しなければならないのか気になりました。そして、千里国際チームの12人だけでも、みんなそれぞれ同じ問題に対しても意見が全く違うことが多く、なかなか一つの解決策に導くことが難しかったので、これがもし現場で言語も通じない、文化も考え方も全く違う、となったらもっと話をまとめるのが大変だと思いました。

村田ゼミはハードだったけれど、今まで考えたこともなかったことを喋ったこともなかった上の学年の人とディスカッションをすることができたり、新しい知識や考えを得ることができて、とても達成感があったし、同時に自分の知識不足も改めて感じて、「もっといいプランを考え出したい」と思ったので、来年も同じイベントがあるなら、必ず参加しようと思いました。



大坂明未:とても勉強に楽しいなるゼミだった!そう思う理由としては、お互い違う視点から問題を捉えていたからだと思う。千里国際チームは長期的な改善策を、関学チームは短期的な改善を、と言う具合に根本の水質汚染を改善するということでは合致しているけれど、全然案が違うことには、私自身もびっくりした。私は短期的な改善など頭にほとんど無かったので、今回の課題だけではなく、様々な視点から物事を見る重要さを改めて感じた。お互い時間をかけて作ってきた課題だからこそ、1人ひとりが自身を持って発表することができていて、両チーム内容も良かったし、発表が生き生きとしていて、貴重な体験ができて、楽しかった!来年もぜひ参加したい!



高橋侑佑:1か月間の頑張りが実を結んだと思います。最終的に作り上げたプロジェクトがある程度大学生に褒めて頂ける内容であった事は私達の自信になりました。改善点もあげて頂き、成長できたと思います。村田ゼミで幾度となく行ったミーティングの中で得たものは計り知れません。授業で学んだ内容が活かされている場面もたくさんありました。同時に12人もの大人数でグループワークする大変さも体感しました。それでもこのマンザナ川の水質汚染問題の解決はこのメンバーでないとここまで極める事ができなかったと思います。この1か月間を通して他学年ととても仲良くなりました。楽しいメンバーと共に有意義な時間を過ごせました。



明山日向子:村田ゼミはヘビーだよって聞いてたけど実際本当にヘビーで、本番当日ってよりもそれの用意がディスカッションしたりみんなの意見を上手くまとめたりするのがとても大変でした。けど村田ゼミをしたことで国際問題や発展途上国について興味をもってた自分にとって深く考えれるとてもいい機会になったと思います。大学生や村田先生とディスカッションできなんてなかなかないので大変だったけど終わったら達成感もあったし参加してよかったです。



野口もなみ:村田ゼミの大まかな流れとしては、ケーススタディという形で高校生と大学生に同じ問題が与えられ、それに対する具体的対策を考えた上、当日プレゼンとして発表するというものなのですが、高校生はアイデア中心であったのに対して、大学生は過去の類似例を挙げた上で、それをどのように今回の問題が起こっている地域に応用するのかという、とても現実的なもので、問題(今回は南米のある国で水質汚染の影響がコレラを引き起こしているというもの)を解決するために現地の人々に本当に必要なものを提案するという点において、経験の差を感じました。問題の解法は一つではないという前提はありながらも、少ない情報をどれだけ掘り下げて補っていくかが答えの質を決めるのだと学びました。 

12年生は、メインのケーススタディの発表以外に、各自のSGH研究をポスター発表という形で、村田先生、そしてゼミの学生のみなさん、11年生のメンバーにも見ていいただける機会を設けていただきました。当日みんな緊張していましたが、今まで気がつかなかったような新しい見方の提案などもその場で直接いただき、研究でのヒントをたくさんいただけたので、12年生としては、とてもラッキーだったと思います。
村田ゼミでは、SGHの論文と違って、チームとして一つの問題に取り組み、メンバーの意見を組み合わせて新しい考えを作り出していきました。終わった後に知ったことでしたが、今回は例年よりもミーティングの回数が多かったようで、その分参加した高校生メンバー全員が自分たちの考えやプランに対して、こだわりと自信と愛着を持っているように思えます。そうして出した私たちなりのアイデアや発想を村田先生やゼミ生の皆さんに評価していただけた時は、とてもやりがいを感じました。村田ゼミは、自分の無知さとやりがいを感じるプログラムです!参加してよかったですし、また機会があればぜひ参加させていただきたいです。 


柏木百華:村田ゼミに参加することを通して、様々なことを学べました。ケーススタディという答えのない問題を自分達で答えを模索することを通して、課題解決能力を身につけることが出来たと思います。みんなで世界の問題について考えることを通してこの社会を深く知ることができたと思います。先輩方や大学生と交流することで、視野を広げることができたと思います。これを成功させた、リーダー、先生方、ありがとうございました。とても面白いので色んな人に是非参加して欲しいです。


KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ2018 開催しました

11:10
関西学院総合政策学部 村田俊一先生のゼミ生と合同ゼミを開催しました。
2018年4月7日(土) 千里国際キャンパスにて。

今年度3回目となりました、
村田俊一ゼミと千里国際の合同ゼミ。
千里国際からは12名、
村田ゼミからは16名が参加し、
生徒28名、先生も合わせると総勢31名。
千里国際高等部の生徒の記事はこちら



村田先生から出していただいた、国際開発のケースメソッドの課題に取り組み、
開発現場の非常にリアルな、複雑に事情が入り組むケースを約1か月半読み込んで、
分析し、「この状況で、何を考え、何をするべきか?」に対する答えを
村田ゼミ生3・4年生で構成される、3グループの発表がありました。




千里国際高等部2・3年生は1グループで発表を行いました。





大学生・高校生の混成グループでディスカッションも行いました。


院生の北川さんから
生徒の皆さんから「テキストに書かれていることが限られていて」という声が
あったけれど、
ケースメソッドのテキストには書いていないところが一番大事なんじゃないか、
色々なアイディアをだされていたけれど、
それを阻んでいるのが、テキストに書いていないところの力関係なんじゃないか、
というお話がありました。。
テキストを深読みしていこう、ということです。

そして村田俊一先生からは、
高校生の発表からは正義の味方になりたい、
Justice of allを大事にしていたのが伝わってきた。
長期的・中期的・短期的に考えることが大事。
コミュニティの人がどう思っているのかというところで、
市民運動についても想像を膨らませよう、
因果関係の整理 Root of causeも徹底していこう、
など、多岐にわたるコメントをいただきました。


ケースメソッドの教育的な要は、
実務者がどういったスキルが必要なのかを、
現場にいなくても生徒が学び、模擬的に培っていくことができる
という点だと、私は考えています。

関西学院総合政策学部の村田俊一ゼミのご協力を得て
今回で三回目の開催となった合同ゼミ。
お互いの学びが深まる場となるよう、
今後も継続していきたいと思っています。
有難うございました。
(SGHオフィス 津髙)
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