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生徒レポート:KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ 2018 (報告編)
生徒レポート:KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ 2018
作成:草薙柚季
今年は、マリネシアという架空の国の川の水質汚染問題に対しての解決策を考えるという課題でした。事前に、関西学院大学総合政策学部の村田俊一先生から送られたケースメソッドをもとに、千里国際チームと大学生チームがそれぞれ解決策を考え、当日(4/7)発表し合いました。その後、大学生と合同の小グループでのディスカッションをしたり、村田先生からもフィードバックをいただきました。
今年は、マリネシアという架空の国の川の水質汚染問題に対しての解決策を考えるという課題でした。事前に、関西学院大学総合政策学部の村田俊一先生から送られたケースメソッドをもとに、千里国際チームと大学生チームがそれぞれ解決策を考え、当日(4/7)発表し合いました。その後、大学生と合同の小グループでのディスカッションをしたり、村田先生からもフィードバックをいただきました。
[千里国際チームの発表内容]
私たちは、20年の長期プランを考えました。問題点の一つに、国の水に関するインフラを外資企業が支配しているという点がありました。その企業と契約を切ることができたら、最善だと考えましたが、20年の契約があって、契約を切ることができないという別の問題もありました。その解決策として、マリネシア政府の機関として、新たに「自立府」という外資企業の監視をしたり、国の自立全般に関わる府をつくるということを提案しました。また、現在マリネシアでは環境問題に対して、各省がバラバラで関わっていることが問題と考え、「環境省」をつくるということも提案しました。マリネシアは発展途上で、工場排水が垂れ流しになっていることが水質汚染の原因で、水道管が多くの家庭に整っていないので、汚染された川の水を直接飲むことでコレラになる人も多かったので、川の水質が改善されるまでは、川を利用して、船で水のタンクを家庭に配るということや、国際機関から無償資金援助をしてもらうことも提案しました。
[大学生チームの発表内容]
大学生チームは、短期のプランを考えていました。コレラの発生原因は、排泄物が川にそのまま流されていることでした。排泄物が川に垂れ流しになる理由は、家庭のトイレで下水処理がされないということだったので、町にトイレを建設して、下水処理の仕組みを整えるという提案でした。
[村田先生からのフィードバック]
「もっと国民の意見を聞かないと」私たちは、政府からの視点での解決策しか考えておらず、実際に一番困っている国民の意見を聞く、ということを見落としていました。ケースメソッドには政府の組織や機関の話がたくさん出てきたので、そっちに注意が向いて、本当に助けを必要としている国民がどんな解決策を待っているのかをあまり考えていませんでした。また、私たちは全体的にポジティブで、政府が協力してくれるだろう、という前提で話を進めていましたが、村田先生からは政府が協力的とは限らない、というような指摘もされました。
[参加者の感想] 別の記事に掲載します。
[最後に]
高校生と大学生が同じ課題に取り組み、そのプレゼンテーションとディスカッションをする機会を与えてくださった、村田先生と津高先生に感謝します。村田先生は、現場で実際にケースメソッドに書かれているようなことをされていたので、具体的なアドバイスやコメントをもらったことによって、自分たちが考えたプランの非現実的な点やより良い案にするためにとても役に立ちました。津高先生・野島先生・間島先生・斎藤先生・田中先生・井藤先生も春学期の最終日など忙しいなか、知識をシェアしてくださったり、批評をありがとうございました。
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