「SGH研究を通して」田村紘翔さん(Class of 2019)

2019年3月23日にSGH甲子園が開催されました。
関西学院大学で行われ、
昨年から引き続き、
全国のSGHに指定された各高校の精鋭が集まり、
時間をかけて準備されたそれぞれの想いのつまった発表、
そして審査員の大学教員からのシャープな質疑応答が繰り広げられていました。
来場者数は約2400名にも上ったそうです。

SIS12年の田村紘翔さんが
ポスタープレゼンテーションの部で発表を行いました。
教員によるレポートはこちら

当日、研究成果の一部である、
身近にある石碑の情報をアップしているInstagram (リンクはこちら ilovesekihiです.)
宣伝していた田村さん。
彼もSGHの課題研究活動についてのエッセイです。
これからもGood luck!
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SGH研究を通して

 私は先日、SGH甲子園のポスタープレゼン部門に参加してきました。
  私は10年生の時からSGH研究を始め、普通の高校生は体験できないような貴重な活動をしてきました。11年生の夏には須磨でライフセーバー活動を行い、その年の秋には『世界津波の日」2017高校生島サミットin沖縄』に参加し、海外の高校生と津波災害の防災などについて議論やプレゼンなどをしました。またフィールドワークとして実際に東日本大震災の影響を受けた地域の宮城県の閖上という地域に行き、私は津波によって被害を受け、海水に浸かってボロボロの校舎や海底がえぐれて波が高くなり、泳げなくなった海水浴場、復興がまだ終わっていないほとんど平地の状態を見てとても驚きました。

 そこで私は、これから先に起こる予測できない地震による被災者を減らすために、日本の防災教育を良くするための研究をしてきました。その内容とは過去の地震の後に建てられた地震碑やモニュメントを使用した防災教育です。過去の震災の経験を生かし、住民の防災意識の向上につながれば地震による被災者を減らすことができると考えたからです。

 私はSGH甲子園に参加して、たくさんの人と繋がることができました。発表の後には他校の高校教師や、有名大学の学生など様々な方から質問や貴重なアドバイスを受けました。私は決して自分が1人では気づけていなかったことに気づくことができました。私はまたどこかで自分の研究の成果を発表する機会があれば積極的に参加してまた新たなアドバイスをいただければいいなと思っています。
10年生から始めたSGH研究は、最初はどうなることかと思いましたが、メンターの平井先生をはじめ、SGHの授業の担当をしてくださった田中先生、津高先生などのおかげで、最後まで研究をやり遂げ、さらに今までとても狭かった視野から周りを観れる視野を持てました。本当にありがとうございました。

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