気候変動フィールドスタディ 2019

「気候変動フィールドスタディ」は4回目となります。
SGH指定が今年度で満了するため、一つの区切りの年でした。
毎年、色々なパワーアップを遂げて、SGH最終年度を迎えました。

今年は、フィールドスタディ企画の時点から、
生徒と教員とがタッグを組んで頑張りました!
というのも、今年の訪問先のアイディア出しは基本、生徒発案です。
しっかり事前にリサーチし、どういった理由で訪問して
直接お話を聞きたいのかを明確にして、
お電話やメールでお願いし、実現に至りました。
Good job, team!!!



7月1日 大阪フィールドスタディ
《訪問先1》
IKEA 鶴浜


[生徒の感想より]
  • 品質や価格だけでなく、サステナビリティを大事にしているのが大企業になった理由の一つなのだと感じました。「IWAY」にこだわっていて、それが達成できていない会社とは取引をしないという徹底ぶりがとても印象に残りました。
  • サトウキビで作られているISTADは、CO2が出るけど、サトウキビが吸ってくれるから、実質排出は±0。
  • 事前に考えておいた質問を聞くことができました。ソーラーパネルのことも、実際に設置している人に聞くことができたので、深く知れたと思います。IKEAさんが商品1つ1つとても環境に配慮して作られていることがよくわかりました。


7月2日 新幹線に乗り首都圏に向かいます。

《訪問先2》
国立環境研究所



[生徒の感想より]
  • 江守先生が5年ほど前に出ていたテレビで、50年後に起こると言われていてことが去年起こってしまっていて、それはなぜなのかということが聞けて、いい収穫になったと思う。
  • 地球温暖化についての細かい情報をいただけただけでなく、それに対する世間の反応(高校生によるデモ)など、色々な視点で地球温暖化についてお話を聞けたのが印象に残っています。森の中に実際に入って見て、二酸化炭素量を測る機械などを見れたのも嬉しかったです。
  • 気候変動を深く学べば学ぶほどことの重大さがわかると思うし逆に気候変動のことなどをあまり学ばないで名前だけだったらことの重大さに気づけていなくて気付いた時には時既に遅くなっている可能性があるとおもった。
  • 今の現状気づけてない人が多いのでこういうsghという、学ぶ機会があるので自分たちが学んで他の人にも伝えていくことが大事だとおもった。


7月3日

《訪問先3》
環境省


[生徒の感想より]
日本が置かれている状況と他の国がどんな対策をしているかを知ることができた。
産業部門で排出されているCO2の量は年々減っていっているっていうことに対して驚き、家庭部門での排出量が減っていないっていうことに対しても驚きました。産業部門で減っているのは企業が努力をしているってことも知ることができた。家庭部門では減っていないということなので意識を変える必要があるってことも知ることができた。
三人とも全員親切で一つ一つの質問に三人が全員答えてくれて三人の違う視点からの意見はとても貴重なもの。

《訪問先4》
株式会社レノバ


[生徒の感想より]

  • 自分がたまたまイギリスで見た番組とその話していた内容と類似していたため、そのことについて質問することができた。自分の興味あった分野でもあったため、かなりのめり込んで話を聞くことができた。
  • 再生可能エネルギーの普及は今後とても大切になってくるので、未来に向けて取り組んでいる大切な企業に直接様々なお話を聞くことができ、私たちにできることなども考えることができました。
  • レノバさんが考えている風力発電の取り組みが他とは違うところがとても印象に残っています。

良く学んで、しっかり休憩!


夜の部 ディスカッション、リフレクションもしっかりしてから
最後の日に備えます。

7月4日

《訪問先5》
 WWFジャパン 

加瀬さま、佐久間さま 
  気候変動エネルギーグループ 市川さま


[生徒の感想より]

  • 少人数の組織なので、一人一人の信頼関係が築かれているんだなとわかることができました。
  • 部屋はとても落ち着く雰囲気で話はとても聞きやすかったです。スライドで写真などを使って説明してくださったので話もよく頭の中に入りました。
  • これの前のインタビューから色々とコツを掴んできて、聞きたい内容を何個か聞くことができた。
  • WWFのようなNGO団体は、利益を求めているわけではなく、良い地球になろうと努力しているので、それはとても良いことだと思いました。このような団体を支援して、もっと活動を拡大してもらえるように、私たちがもっといろんな人に知らせたり支援したり自分にできることを探すのは大切なことだなと思いました。
  • WWFは専門色が強いため、私たちに何ができるかと言われたら少し難しいけど、私たちに何ができるかを考え行動することができたらいいなと思いました。


《まとめのセッション@関西学院大学 東京丸の内キャンパス》

フィールスタディ前に考えたリサーチ計画シートを改めて見直します。
 4日間のフィールドスタディの経験を振り返りながら、
 「今自分が研究したい!」と思うそれぞれのリサーチテーマを発表しました。

それぞれのテーマを持つことができ、良かったです!
なかなか野心的なテーマ、素朴な疑問に基づいたテーマ、
解決策にこだわるテーマ、違和感を解消するテーマ、
これからのリサーチ楽しみです。
9月からリサーチ頑張りましょうね。:)

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