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グローバル気候マーチ @大阪 生徒レポート

10:38
気候変動フィールドスタディにも参加した
11年生の追田星空さんからレポートが届きました。
自主的に行動して世界を広げている姿、頼もしいです!
以下、生徒レポートです。


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2019年9月20日に行われた「グローバル気候マーチ @大阪」に、
友達を誘い参加してきました。


私が参加した「グローバル気候マーチ @大阪」には、
雨が降っていたにも関わらず総勢400人が参加していました。
参加者は私達世代の若者も多く、様々な方が参加していました。
それぞれの人がオリジナルのプラカードを作ってこのデモに参加していました。


ここで少しこのデモについて説明しておきたいと思います。
地球温暖化が進んでいる今、スウェーデンの女子高校生、Greta Thunbergさんが
気候変動の対策強化を求めた気候ストライキを始め、
現在世界中に広まっています。
そして「Global Climate Strike」として
気候危機への対抗と結束を訴える行進「Fridays For Future」が世界中で行われることになり、
日本でも「グローバル気候マーチ」という名前で、
このデモが各地で行われることになりました。

私はこのデモの参加者と共に、呼びかけの言葉を言いながら大阪の街を歩きました。
通りかかった人達は、私たちのことを眺めている人も多かったように思えました。
中には動画や写真を撮ったりしている人もいました。

しかし、私が一番に感じたことは、
まだまだ世界に比べて日本の参加者が少ないということです。
街を歩いていても「私には関係ない」と他人事のように思っているような人が多く見受けられ、

この問題に対して興味や関心を持っている人は世界に比べて少ないと思いました。
また日本はアクション(行動)を実際に行う人も少ないと思いました。
私も実際今回が初めての参加でしたが、
同じような思いを持つ人達と一緒にこのような活動が出来たことは、
私にとってとても良い経験になりました。


私は実際にこのデモに参加してみて、改めてこの問題に向き合い、
これからも世界と共に問題解決に取り組んでいきたいなと思えるような貴重な経験が出来ました。
なので今後も様々な活動に参加したり、自分が情報発信や呼びかけを行い、
この活動に貢献していけたらと思います。

はじめまして、今年度から本校SGHプログラムに新たに加わりました「文楽」です。

10:32
文楽は、江戸時代の大阪で生まれた芸能で、人形浄瑠璃ともいいます。「ああ、人形劇かいな。子供向けなんやろ」と思うたら大間違い。人形劇は人形劇でも、どえらい人形劇です。まず、文楽の人形は、一体の人形を3人で遣う三人遣い。人形の(かしら)右手を遣う〈主遣い〉、人形の左手を遣いながら小道具も持つ〈左遣い〉、そして両足を遣う〈足遣い〉3人の分業で操る人形劇なんて、世界のどこ探してもあらしまへんよ。せりふを語るのは、舞台右手側に張り出した「(ゆか)」に位置どる〈太夫〉さんです。身分も職業も異なる老若男女のせりふに加え、登場人物の心情や情景もすべて一人で語ります。太夫の横では、〈三味線〉さんが太夫と呼吸を合わせ、間合いを読み、音色や(ばち)の緩急を駆使して、物語を進めていかはるんですが、太夫の語りと三味線の撥が作り出すエネルギーがぶつかりあって、すごい迫力です。

「文楽」は、2008年にユネスコの世界無形文化遺産に登録され、その価値が世界的に認められました。一方、国内では観客動員数が減少の一途をたどっており、2012年には、当時の橋下徹大阪市長が文楽協会への大阪市の補助金を見直す方針を打ち出して、マスメディアにも大きくとりあげられました。確かに「伝統」いうだけで、無条件に守られるというものではないかもしれません。今の文楽の観客層は50代以上が中心で、若者の姿はほとんど見られません。そら、文楽で描かれる世界は〈昔々〉やし、話される言葉はいくら大阪弁やいうても、江戸時代の大阪弁ですから、耳からすっと入ってわかるっちゅう訳にはいきません。しかも、今みたいに、これだけ多くの娯楽があふれかえっている中で、わざわざ文楽に足を運ぶ若者が少ない、いうのもまあ、無理もないことで。・・・しかし、・・・。

というわけで、文楽FSの登場ですねん。つまり、現代の高校生が「文楽」という芸能をどう見るかという話です。そこから、文楽に限らず、伝統芸能というものがこれからどんな風に存続し、あるいは発展する余地があるのかを考えることができればええなあ、と期待しています。そんな立案者の意気込みに賛同して、というわけではないんでしょうけれど、今年、文楽SGHに名乗りを上げてくれたのは、4人のボーイズでした。リサーチクエスチョン(具体的に文楽の何について調べたり考えたりするのか)は以下の通り。それぞれに面白いテーマとなりました。 

  •   「文楽は現代においてどのように存続・発展していけるか。」
  •   「文楽が若い観客層を獲得するためには、どのような方法が有効か。」
  •   「世襲でない文楽の世界において、どうすれば優秀な技芸員を育てていくことができるか。」
  •   「文楽の人形はなぜ3人遣いなのか。~歴史的経緯・他の人形劇との比較~」

 さて、前置きが長うなりましたが、ここからが夏休み中(7月22日~25日)に実施した文楽FSの報告となります。FS以前には、事前学習として、文楽についての基礎知識を学習したり、「文楽鑑賞教室」で『菅原すがわら伝授でんじゅ手習てならいかがみ』を鑑賞したりしてきましたが、文楽FSでは、文楽協会の技芸員さんやら文楽劇場の方々から直接お話を聞けるとあって意気込み十分。1日目は、学校で、翌日のインタビューに備えて質問をぎょうさん用意しました。
  
(豊竹睦太夫 と 三味線の鶴澤清志郎氏)

(文楽劇場支配人 農端徹也氏)


満を持して臨んだインタビュー初日は、まず文楽劇場支配人(農端徹也氏)との歓談から。「補助金削減以降、立て直しは進んでいますか」という怖いもの知らず(!)の質問にも笑いながら答えてくれはりました。若者を文楽に取り込んで行くための「工夫」という話題では随分と盛り上がりましたし、それは、人形遣いさん(吉田玉助氏)とのセッションでも中心話題のひとつとなりました。ボーカロイドとの共演や、文楽劇場外での活動にも積極的な玉助さんの話には、みな、ぐいぐいと引き込まれましたなあ。

(人形遣い 吉田玉助氏)
 太夫(豊竹睦太夫)さんと三味線(鶴澤清志郎)さんとのセッションでは、間近で聞く太夫の語りの迫力にたまげたり、実際に三味線を弾かせてもらったりと、貴重な体験をさせていただきました。人形遣いさんも太夫さんも三味線さんも、ものすごく気さくで、そやけど、芸にかける熱い思いがマグマのようにあふれ出て、現場の人の話の「力」を感じました。

 3日目は、劇場の「技術室」にお邪魔して、(かしら)さんや、床山(とこやま)さんや衣裳さん、そして大道具さんといった裏方のみなさんにお話を伺いました。ここでも、それぞれの持ち場に誇りと情熱を持って仕事をなさっている方々が文楽ボーイズを暖かく迎えてくださいまして、あっという間に時間が過ぎてしまいました予定時間をえらいオーバーしてしもて、申し訳ないことでした。そうそう、(かしら)さん(村尾愉氏)が言うてはりましたが、人形の「かしら」は芸術作品とは違って、「魂を込めて」作ったらあかんそうです。作り手の「()」が入ってしまうと、人形遣いさんが遣いにくい、ひいては人形が舞台で生きひんのやそうです。奥が深いですなあ。

(「首(かしら)」の村尾愉氏)
(大道具の岡本義秀氏)
裏方さんたちのお話を聞いたあとで、舞台を見ました。夏の夜の部ということで、ちょっと「ホラー仕立て」の趣向が面白い『国言詢(くにことばくどき)音頭(おんど)』がかかっていました。お話をたっぷり聞いたあとしたから、舞台を見る目にさまざまな視点が持てましたし、インタビューさせていただいた玉助さん、睦太夫さん、清志郎さんを、今度は舞台上で拝見できたことも格別でした。



FS最終日は学校でまとめのセッションです。2日間の劇場体験を終えて、各自のリサーチクエスチョンに具体的な輪郭が見えてきたようです。これからは各自でさらに調べを進め、論文を仕上げていってもらわなあきません。論文を仕上げるという過程の中で、彼らが伝統という地層に触れ、ひょっとするとその底知れぬ面白さを感じてくれたらなあ、思てますねん。

 ほいで、来年も続けまっせ。今年の文楽FSの企画・運営にあたってすっかりお世話になった国立文楽劇場営業課の中澤久富さん、本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。今年は4人という小さい所帯で、アットホームな雰囲気がよろしかったんですけど、来年はもそっと欲を出して倍増を狙っています。あんじょうよろしく。そういや、今年の直木賞を受賞した『渦』は文楽モノですね。文楽について予備知識があったら、極め付きに面白いですよ!考えといてや、そこの10年生!

       


( 見島 直子 )
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