Cultural Understanding
Field Study
伊勢
異文化理解
活動報告
熊野信仰
校外
捕鯨・イルカ漁・対立の現場
2017年6月30日~7月5日 @長野県
長野県小谷村大綱は、武田信玄の末裔が暮らす村です。かつては農業・林業・鉱業・水力発電・温泉業・興業が営まれていましたが、時代の変化や自然災害により次々に廃業。さらに追い打ちをかけるように肺結核で人口の70%が亡くなられたり、集落全域が焼失したこともあります。近年、若者たちは仕事をもとめて都市に移り住み、過疎化に拍車がかかっています。300人いた人口は、今や50人にまで減少しました。現在、村外からのIターン者を受け入れ、行政のサポートをうけながら、過疎を食い止める努力を続けています。このプログラムでは、過疎化対策のモデルケースとなっている大網集落に滞在し、現状を見るとともに、集落の方々のお手伝いをしながら、その豊かな暮らしを体験します。
活動例:
野良仕事、笹取りと笹ずしづくり、神事(栃餅大福販売)、伐採・薪割り、日干しレンガ作り、旧横川集落(50年前に廃村)見学、保存食作り
探求ポイント
○ 自給自足の精神
○ 思いやりのエコ活動
○ 用水路建設と耕作文化の発展
○ 物資流通と情報流通
○ 食文化
○ 良い国有林・私有林・共有林モデル
○ 信仰
○ 武田信玄VS上杉謙信
宿泊場所
大網農山村体験交流施設「つちのいえ」 https://www.facebook.com/kurashite/
住所:長野県北安曇郡小谷村北小谷9326 TEL:025-561-1023
【参加者の感想】
11年3組 西垣有望
村のこしプログラムでは、「つちのいえ」に宿泊し、8人の仲間と共にとても濃い6日間を過ごしました。杉の伐採は、皆で協力し、少しずつノコギリとナタで木を切り倒しました。ナタが重く、なかなか同じところに打つことができませんでした。何とか何時間もかけて木を切った後、専門家の方がチェーンソーであっという間に小さく分解していくのを見て、複雑な気持ちになりました。日干しレンガ作りでは、土とワラを発酵させてこねたものをレンガ型の木枠に入れ、日向で乾燥させました。全身土だらけになりましたが、この煉瓦でできたかまどなら、きっと美味しいご飯が炊きあがるはずだと思いました。田んぼの草むしりは、泥と格闘しながら進み、目標の半分ほどしか進めませんでしたが、お米を食べられることに感謝の念を抱くようになりました。廃村した横川集落では、神社の屋根や灯篭が地面に埋まった上を歩き、人がいなくなったらすべて自然に還るのだとしみじみ感じました。都会のコンクリートでできた建物やアスファルトで塗装された道は、「人がいなくなったら果たして自然に還れるのか」と思いました。私は便利な都会に住み、この生活が当たり前で、元々どのようなやり方だったのかを知っていたつもりでした。しかし、実際自分で作業してみると想像していたより大変で、便利な生活のありがたみを身に染みて感じました。機械化された便利な生活も悪くはないですが、一つ一つできるだけ自分たちの手で作っていく暮らしも素敵だと思いました。人口50人という小さな集落で、皆さん暖かくて、元気で、とても良い所でした。ここで得た体験や伺ったお話を参考に、SGHの論文を書き上げたいと思います。
【教師の感想】
村のこしの参加者は、使命感を抱き、集落の人々を助けるつもりで赴くのですが、いつの間にか逆におじいさん、おばあさんから元気をいただいています。いつも集落の皆さんのシニアパワーに圧倒されます。
杉の伐採作業:長野県北部は豪雪地帯のため、雪の重みで杉の根元が曲がって育ちます。
自然の恵みをいただく:毎食、畑で採れたものやご近所からいただいたものを使って料理をします。
旧横川集落神社跡:廃村から50年、人が居なくなっても神社の灯篭はひたすら集落を守り続けます。






